専門店の本当の売り物は

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最近は洋服の事をほとんど書いてないですが、服屋をしております。

大阪市住之江区の加賀屋商店街にありますクレアトールオキ三代目オキケイタロウです。

プレセールなうです

大きな声では言えませんが、いまプレセールと呼ばれる顧客セールの真っ最中です。

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プレセールというのは読んで字のごとく”pre(事前、先行の)”セールのこと。シークレットセールとも言って日頃お世話になってるご贔屓の顧客の皆様を、一般のお客様よりも優先的にご案内してます。

専門店というのは量販店と違い、商品数や来て頂けるお客様の数は圧倒的に少ないです。文字通り量を売るのではなく、専門性のある商品を売っている。

・・・・・と思ってませんか?

という自分もほんの数年前まではそう思ってました。量販店よりもクオリティの高い「いい商品」を売っていると。「いい商品」なんだから見ればわかってもらえる、触ればわかってもらえるって思ってました。

ましてや、バーゲンセールになって値段が下がればもっと売れるハズ!なって言う浅ましい考えでした。

でも今や世の中の商品はどの価格帯の商品もそれなりに「いい商品」ばっかりなんですね。価格差だけ見て自分のところの商品の方がクオリティが高いんだから価値があるって勝手に思ってたんです。

現実は、ユニクロ、GAP、ZARA始めウチで取り扱ってる無名のブランドもその価格に対してはみんな価値が高い。というかコストパフォーマンスは高くて当たり前、でないと売れないんですから。

「素材のクオリティーが高い=価格が高い」となるんですが、イコール「価値が高い」ではない。結局商品の価値って商品力以外の部分が大きいんですよね。

本当の売り物は何かというと・・・

マスを狙わない(というか狙えない)専門店で売ってるものは商品であって実は商品ではないって事なんです。正確に言うと最終的には商品をお渡しして代金を頂いてるわけですが、本当に買っていただいてるのはスタッフの人柄やお店の雰囲気なんだと思うのです。

だから売り物はきっとウチの母や40年選手のスタッフの山田や脇や山根が長年培ってきた信用なんです。たまたま商品が婦人服だっただけなんです。

「あんたがそう言うんやから買っておくわ〜!」

というセリフを売り場で聞いた瞬間、ウチの売り物はこの長きにわたって働いてくれているスタッフなんだと改めて実感した次第です。

そんな言葉をかけてもらえる関係性を築けたら別にアイテムは何でもいいんじゃないかと思うくらいです。

いや、ホントにウチのスタッフ凄いんです、お手本の先生は目の前にいることに改めて気付き感謝する夏のセールです。

さ、夏はまだまだ今からだ〜!

ではまた。

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。

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