当たり前を見直す

久しぶりに帰宅しました

今日は1週間ぶりに自宅で目覚めました、クレアトールオキ三代目オキケイタロウです。

自宅は店からわずか自転車で5分くらいの距離です。しかしアキレス腱断裂以降ギプスでは通勤できないのでお店の上にある実家に居候させてもらってるんです。昨夜は久しぶりに家族4人で夕食を食べるという当たり前の事が妙に嬉しく感じました。

当たり前と思ってる事が実は有難い、つまり有る事が難しい事なんだと改めて思うのはこんな時です。今回のボクのように家族やスタッフの誰かが病気したり怪我したりすると一瞬にして当たり前が当たり前でなくなる。家も店も途端にまわらなくなります。

ってボクが言うなって話なんですが(笑)

家にも店にもみんなに大いに迷惑かけてるので、とにかく感謝する事を忘れないようにと思うこのごろです。

アパレル業界の当たり前って?

さて、当たり前と言えばアパレル業界の当たり前や常識。それらが知らないうちに世の中から取り残されて来てるんじゃないかと思うんです。だから、繊維不況って言われたりアパレルメーカーさんや同業者の方と話しても、業界紙の記事を見てもなかなか暗い話が多い。

展示会で半年前に発注するのが当たり前

ホントに展示会で発注せなあかんの?

毎年、毎シーズンセールして当たり前

ホントに値下げせな売れへんの?

どこまでホントなんでしょうかね?業界だけの当たり前で世の中の当たり前じゃないやろうなって思います。

そういう自分もアパレル業界に長く居過ぎて業界の当たり前や常識にかなり麻痺してる所が多々あるなと反省です。

今はプロパーで売れないものはセールでも売れない時代。

つまりは価格が下がっても、要らないものは要らないって事。

そんなお客様の当たり前に気づいてる元気のいいお店はマンパワーのあるお店。モノじゃなくて人の魅力が売り物の楽しいお店。楽しい所、面白そうなところに人は集まるんですよね。店や業界の都合とか常識をとりあえず全部疑って、ただ目の前のお客様に喜んでもらうことだけを考えてシンプルに考えて行動したいなと思います。

足が不自由な分、今まで当たり前って思って行動してた事がいちいちできなくなって、「あたり前」について考えたのはそんな事でした。

ありゃ、今日は短めでした。

ではまた。

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週末からめっちゃ寒くなるらしいです。一番暖かいアウターのご用意を!

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。