実は服を売るのが服屋の仕事じゃなかった件!

あんなに暑かったさすがの大阪の気候も10月になってやっと朝晩が涼しくなってきました。さすがにそろそろ衣替えしないといけないですね。

初めて友人のお買い物同行に行ってみました

さて、先日の定休日ミッションはミナミでマジックバーSun&Moonを経営する友人のマジシャン、ボンバーこと畑 裕志さんのお買い物同行へ。オーダーメードで作ってもらった超カッコイイジーンズのコーディネートを完成させる事でした。

そもそも話の発端は、7月に芦屋で行われたイベントでジーンズソムリエのマドンナこと雑賀 静さんプロデュースのオーダーメードジーンズを一緒に発注したこと。

その時に「洋服って何を買ったらええかわからんわ〜!」という話から、「じゃ、秋の洋服の買い物一緒に行きましょか〜!」と言う流れでこの日一緒にミナミを徘徊する事になったというわけです。

せっかくミナミをブラブラするんやったらボンバーオススメの店で腹ごしらえという事で、アメリカ村にある昭和の香り漂うディープなお店「ニューライト」さんへ。

アメリカ村にある超ディープなニューライトさんで腹ごしらえ

アメリカ村にある超ディープなニューライトさんで腹ごしらえ

このお店いろんな意味でヤバいです!

このお店いろんな意味でヤバいです!

ボンバーオススメのセイロンライス!

セイロンライス¥500、衝撃のコスパの高さです。昭和かっ!!

 

服屋の仕事の根本はここにあった!

さてファッションの小売の現場のお仕事を一言で言うと、

「その人がなりたい姿に近づいてもらえるように、お洋服始めファッションアイテムを使って着こなしのお手伝いをして気分をアゲてもらったり、喜んでもらう事!」

ええかっこを言うとボクはお洋服を販売する基本は常にここにあると思ってます。

でも正直なところ、つい数年前まで店の中では「そうは言っても売上目標達成しなくちゃ」とか「今ある在庫を販売しなきゃ」とかいう気持ちが頭をかすめたりしてました。忘れてるわけではないけれど一番の基本の順位が知らぬ間に下がったりしてたんですね。商売なんだからそれは当たり前・・・という恐ろしく自分勝手な言い訳をしながら・・・

例えば、勧める相手が親・兄弟だったり、パートナーや友達だったりしたら果たしてそんな売上のためや在庫を売るがための売り方をするかっていう話です。

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今回は、メンズの友達の買い物同行、売上のことや在庫のことは全く気にせず全力でコーディネートに集中できるというのは頭では分かってたけれどはるかに楽しめる自分がいました。

逆にリアル店舗がある事の意味、在庫を持ってる事の意味をもっと真剣に考えようと思いました。

自分の都合ではなく相手の事をトコトン思いやる事ができるかどうか?

よくテレビの変身コーナーで有名コーディネーター?さんなどがファッションチェックをして変身させる的なものを観る事があります。

ボクは相手の事を理解してないと無理やな〜!といつも冷ややかな目で観てました。

何故かと言うと、相手の「こうありたい!」と自分の「こうしたら?」がある程度一致しないと関係が長続きしないから。テレビ企画で自分の事を知らない有名人の言いなりになっても一時だけの事じゃないかな?って思います。

リアル店舗の接客でもそうですが、最初にお勧めするものから最終決まるまであーでもないこーでもないとアレコレ試着するのがお洋服選びの醍醐味。

ぱっと見だけじゃなく、本当にその人らしいものをコーディネートしたい!というのは服屋本能です。だから試着してもらってるうちに結構コロコロ気分が変わります。

結果最後にチョイスした1着は黒の本革ライダースジャケット、ボンバーらしいチョイ悪感出たんではないでしょうか?(笑)でも今回の一番のポイントはフォローしてくれたマドンナセレクトのシルバーの靴!これがまた素晴らしくマッチしました。

今日はそんなめっちゃカッコよく変身できたボンバーを見て頂きたくて2017秋です!(笑)

ダンディーでちょい悪な感じのボンバーが完成!

ダンディーでちょい悪な感じのボンバーが完成!かっちょええーーー!!

やはり洋服を売るのが服屋の仕事じゃまくて、洋服を通してありがとうと言ってもらえるのが仕事なんだと改めて気づかせてもらえた買い物同行、

「テンション上がったわー!」と言ってくれたボンバーの一言がサイコーに嬉しく楽しい1日でした。

 

クレアトール オキ

559-0017
大阪市住之江区中加賀屋2-5-15

店内1

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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。