新しいものは古くなり、古いものの中から新しさが生まれる
W浅野では温子派でしたオキです。
トレンディドラマの女王と呼ばれた、浅野ゆう子さんが結婚されましたね!
朝のTV観てたら『君の瞳をタイホする!』の1シーンと久保田利伸さんが歌う主題歌「You were mine」が流れててとても懐かしかった。1980年代後半、確かまだボクが大学生の時のトレンディドラマだから30年前の番組です。
時代はバブル期、世の中も景気も浮かれポンチなあの時代です。って言っても当時バイトに明け暮れてる学生だったのでたいしてそんな恩恵は受けてはないです。
それでも時代の力強い勢いはなんとなく感じてました。
服のサイズ感がヤバいですね、特にメンズ!
自分も社会人1年目にしてこんなスーツ着てタコと思い出しました(笑)
思う事は、今聴いても久保田利伸の曲はやっぱりカッコ良い!思わずYou tubeでフラッシュバックしてきました。
でもそれに比べファッションは・・・今の方がいいですね。どうしても時代を感じてしまいます。
音楽もファッションもトレンドがあるはずなのに、こうしてみるとやっぱりファッションの方がトレンドが劣化するスピードが早いんでしょうね?
トレンドは知らないうちに進んでいくもの
ファッションの仕事をさせてもらってて感じる事は、トレンドって1〜2年ではそんなに変わっていない!と思っていても実はシーズンごとに少しずつ少しずつ進んでいくもの。
例えば、去年の洋服で写真を撮ってみても多分今年とあんまり違和感ないと思います。
では、5年前の洋服で写真を撮ると・・・なんかシルエットや丈やサイズ・分量感・色なんかに少し違和感を感じる事はないでしょうか?
そして10年前の洋服を着ると、明らかにトレンド的に着られないものが多いことに気付くと思います。もちろん年数が経ってても十分使えるアイテムも多々ありますが、やはり古いトレンディドラマを観るように微妙に古臭さを感じてしまいますよね。
そしてトレンドは回ってくる
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
平家物語でも「盛者必衰」だとそう言ってますもんね(笑)
流行ったものは必ず廃れるって、永遠に栄え続ける事はないと。
新しいものは古くなり、古いものの中から新しさが生まれるのは特にファッション業界の常ですね。
昨年バブリーダンスで大ブレイクした大阪の登美丘高校ダンス部などがそれの代表かもしれませんよ。今はただのパロディーに見えても、ここからまた新しいトレンドが復活したり、生まれたりする・・・かも知れない、ししないかも知れない(笑)
だって、高校生の彼女たちにとっては、このバブル期ファッションは超新鮮なもののはずだから。
キレッキレの勢いある登美丘高校のダンスを見て、トレンドってやっぱり楽しくて恐ろしい!
そんなことを思いました。
だからファッションは面白い!
本日は以上です。
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沖 啓太郎
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