「Denim vs Art」と「思い出の北口カレー」に共通するのは相手を思い遣る気持ち
ゴールデンウィークの先週末、芦屋での所用の前にうめだ阪急本店の10Fうめだスークで行われるポップアップストア<Denim vs Art>を覗いてきました。
目の前の相手だけを思い遣り作り上げる商品
2日ごとに異なるアーティストが登場し、デニム素材のジーンズやバッグにお客様のリクエストに応じてペイントを施して世界に1点だけのアイテムを作り上げるというイベントで前職の先輩、竹内さんと後輩、雑賀静さんのコラボ企画です。
期間中2度覗かせてもらいました。当然のことなんですが、コラボする作家さんが変わるとベースになる商品は同じでも売り場も商品の雰囲気もガラッと変わるものだなと改めて思います。
自分のリクエストをプロの技で仕上げてもらえて、それを目の前で見られるというライブ感もなかなか無い体験です。ただモノを買うのとは全然違って自分だけのものを作ってもらえるというのは、作り手と使い手の距離がとっても近づくんだと思います。
さて、梅田から本題の打ち合わせの為、芦屋グラスへ移動しました。
思い出の味を届けたくて再現されたメニュー
ここにもあるメニューに作り手の思い遣るストーリーがあります。
そのメニューとは「思い出の北口カレー」
ただの打ち合わせ場所と言うだけでなく、もう一つの目的はこの「思い出の北口カレー」を食べるためなのです。
前職の先輩である藤井雅範さんのブログでその存在を知り、どうしても食べたかったんです。
かつて阪急西宮北口駅近くに存在していた「サンボア」と言うお店のメニューを忠実に再現された「思い出の北口カレー」。
失礼ながら決して今風のスタイルではなく、こんもりとしたライスの上に微妙な薄さ(オムライス的な卵ではなくなんとも形容し難い、今まで見たことないくらいの薄さ)の卵の膜、サラサラのルー、さらにそのトッピングにはこれまた薄い薄いカツ・・・
盛られる器もステンレス製で全てにどこか懐かしい感覚を覚えます。
ボク自身の記憶の中にはない「思い出の北口カレー」、でもそのストーリーを聞けばまるで自分の思い出のようなノスタルジックな感覚に陥るから不思議。
GRASSのマスターが昔食べた「サンボア」のカレーの味がどうしても、どうしても忘れられずに、長年の取材と研究を重ねて再現されたメニューです。
「Denim vs Art」と「思い出の北口カレー」に共通するのは、ただ相手に喜んでもらおうという心。商品自体が素敵、メニュー自体が美味しいと言うのはもはや当然で、そこにある相手への思いが伝わるかどうかが大切だということの様です。
あ、言い忘れるところでしたがGRASS店内の雰囲気がまたアラフィフ世代には感涙ものです。
Eagles、earth wind & fire、Billy joel、ユーミン、チューリップ・・・洋邦ひっくるめた70〜80年代のミュージックビデオがまた(若干ボクより気持ち上の世代ですが)青春ど真ん中を思い出させてくれますよ。
神戸周辺にお越しの際はぜひ足を延ばされてはいかがでしょうか?
559-0017
大阪市住之江区中加賀屋2-5-15
沖 啓太郎
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