大阪人に向けた「才能の正体」の話

あの「ビリギャル」の著者で「才能の正体」が話題の坪田信貴さんと、吉本興業社長の大崎洋さんとの講演会が大阪でもあると聞きつけソッコー条件反射で応募しました。

なんせこのお二人の講演で無料だなんてNewsPicksさん太っ腹ですな!そして日頃の行いが良かった様で(?)幸いにも見事400人の枠に当選したのでこの月曜日に行ってきました。

当日はさらに150人追加増席された会場が満席の大盛況、そして約束もしてないのに知ってる友達にも会えました。

いわゆる”類友”と言うヤツですね(笑)

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私生活でも高校生と中学生と2人のリアルビリギャル(?)を持つワタクシ、坪田先生の子供達を育てる魅力・才能の見つけ方のヒントになればという思いで参加したわけです。

「才能の正体」がタイトルの講演会なので、てっきり本に沿った内容かと思いきや・・・

予想は見事に裏切られ・・・

坪田塾の塾生という設定であるはずの大崎社長が冒頭の第一声、

「今日は才能の話も正体の話もせ〜へんで!」

「才能の話は本読んだら分かるねん!」

ま、そりゃそうなんですけどね!確かに「才能の正体」の答えは本の88pに書いてありますけどね!(笑)

そこからはほぼ大崎社長の独演ショー、予定調和とかシナリオ通りとか関係あらへん!そう、ここは吉本新喜劇のホームグラウンド、大阪でした!(笑)

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噂に聞いてた通りのブレない大崎社長!

ですが、それを嬉しそうに見守る坪田先生の顔がとても印象的です。

ここは大阪や!

「ここは大阪や!」と段取りや司会者を無視し、聴衆の質問をもdisりながらマイペース進行する大崎社長。

日本の中でもとりわけ大阪には大阪の文化・伝統があり、大阪弁や漫才や新喜劇や日常のお笑いの感覚も日本の他の地域とは明らかに違う独自のノリや文化があるのは周知の事実。

2025年の大阪万博が決定したこともあってか、大崎社長の大阪の復権に対する思いの熱さが伝わりました。東京一極集中に陥ってすでに世界では通用しなくなってる日本の基準ではあかんと。

万博を契機に大阪から新しい日本人の才能が広がって行って欲しいと、おそらくそんなメッセージを伝えたかったのではないかと思いました。

話はそれるのですけど、「笑い」と「お笑い」の違いについて調べてみたら(と言ってもちょっとググっただけ(笑))、丁寧語の”お”がついてる「お笑い」の方が差別的・暴力的・下品・粗野で軽薄等々、一般的にはネガティブなイメージが強いらしい。多分、これも東京的な感覚なんじゃないかと思います、知らんけど(笑)

大阪人の自分にとっては「お笑い」が「笑い」よりセンスや才能があると思ってるんですけどね。

そんな東京一辺倒・一極集中の価値観、イシキタカイ系への毒舌もちょいちょい散りばめられた大崎社長のトークでした。

 

「才能の正体」は自分じゃ分からない

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いい意味で予想を全く裏切られたトークショーでした!

サクラ大戦シリーズの漫画家でクリエイターの広井王子さんが大崎社長の無茶振りでゲストスピーカーとして登壇されました。

コテコテの大阪人の大崎社長に対して、チャキチャキの江戸っ子の広井王子さん。一見対極のお二人の根っこの感覚が全く同じなのが面白いです。

広井王子さんの才能についての答えは、

「才能は自分ではわからない!」

「人に認めてもらえることが才能」なんだと。

そして才能を発見する為の提案は「失敗の勧め」

・失敗したら才能に気づく!

・失敗は経験であり、才能であるともおっしゃってました。

とにかくやってみる!ダメなら変えればいいんだから!

はエクスペリエンスマーケティングの藤村正宏さんと全くシンクロする部分でした。

大阪は日本のもう一つのOSになるべき!

日本が東京一極・中央集権的なOSだけじゃなく、大阪がもう一つのOSとして機能すればいい。3人の鼎談の中で文化をコンピューターのOSに例えるのが面白い。

東京のOSが合わないのなら別のOSを持てばいい。

個々が日本の基準じゃなく世界標準で自由に独自の発信をする。そんな発想が個々の才能を伸ばす土壌になるのは間違いない。

やっぱり自分では気付かないと言いながら、自分の中に眠ってるはずの「才能の正体」は周りの人の手を借りながら自分自身で丁寧に磨いていくしかないようです。

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新旧の友人が繋がるアフターセミナー会はボクの才能?(笑)

肝心の(?)坪田先生の話はほとんど聞けなかったけれど、大阪人に向けた「大阪の独自の才能」をせよ!が坪田塾生としての大崎社長のメッセージだとそんなことを思いました。

 

 

クレアトール オキ

559-0017 大阪市住之江区中加賀屋2-5-15

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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。