58年前からの同業者グループ

先週アキレス腱断裂してからはじめて自力で町へ出ました。3歳くらいの子供にもやすやすと追い抜かされながらも自分の足で歩ける有難さを実感してますクレアトールオキの沖啓太郎です。

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あ、ボクのアキレス腱ネタもいよいよ終わりに近づいてるって話はどーでもよかったですね。

58年前からの同業者グループ

街へ出たのはボクの参加している婦人服の同業者グループの会合のため。電車に乗るのも、大阪ミナミという人ごみの中へ出るのも2ヶ月以上ぶりです。

この会、実は今年で58年目を迎えるものすごく伝統のある同業者グループなんです。

父親からの受け売りなので正確ではないかもですが、今は亡きコンサルタントの先生が婦人服専門店と言う言葉すらない時代にブティック・婦人服の専門店に特化したの勉強会を作られた・・・らしいです。

58年前と言えば昭和33年くらい、ってどんな世の中だったか想像がつかないのがホントのところです。

なんせ、ボクの父親がこのグループに入った時が確か最年少で18か19歳だったと言う話を聴いた記憶があるくらい。それくらい古い会だということです。

学歴もコネも情報もネットワークもなかった時代に同業者の勉強会グループって凄く心強かったんだと思います。今でこそSNSがあるので距離も時間も関係なく、いろんなグループに繋がっていられますけど、そんなアナログな時代から今まで定期的に集まって勉強してきた同業者グループです。

そんなこの会も、メンバーは少なくなりましたけど今全員が2代目、3代目のメンバーです。商売だけでなく人間関係も親子2世代で繋がっていくってなかなか文字通り「有難い」事やと思うんです。

同業種だからこそ理解できる、商品や販促だけでなく商売の裏話がすんなりできるのも信頼関係があるからこそ。

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店とお客様の関係も同じ

そう言うウチのお店も会社として今年で45年。店の歴史が長いからいいってもんでもないんですけどここまで続けて来られてるのは親とスタッフとお客さまのおかげ。

そこは素直にありがたく受け止めましょう。

でもまあ歴史や伝統がどれだけあったとしても、今現実のお客様の役に立ててなければ全く意味が無いんですけどね。

ウチのお客様にもかつてのお客様の娘さんやお嫁さんが、たくさんではないですがちらほらとお見えになります。先ほどの同業者の会ではないですが、2世代・3世代にわたり繋がって行けるお店というのもまた地域ならではのお店の役目なのかな?などと思うわけです。

 

ではまた。

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。

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