節分の日に復活した加賀屋商店街の厄除けぜんざいイベント2017

住之江区の加賀屋商店街で事業部員としてこき使われ活躍させていただいてます沖啓太郎です。

今年2017年の節分の日、厄除けぜんざいを振る舞うイベントをさせてもらいました。

その前に、知ってる人知っている、知らない人は全く知らない加賀屋商店街のことを少しだけご紹介します。

大阪市の一番南西のはずれ、大和川を挟んだ向こうはもう堺市という位置に住之江ボートレースで有名(?)な住之江区があります。大阪市営地下鉄四つ橋線の終点から一つ手前の北加賀屋駅が最寄駅で、駅からブラブラ南下していくと加賀屋商店街のアーケードが見えてきます。
戦後、自然発生的にできた大阪の下町商店街で南北400mにわたりアーケードがかかってる昔ながらの商店街らしい商店街です。

実は4つの商店街(振興組合)が連なって一つの商業協同組合になっているんですが、お客様にとっては全く関係ない話でひとくくりに加賀屋商店街と呼ばれてます。

復活した厄除けぜんざい

本音を言うと今、商店街のイベントってとっても苦労してます。

ご存知の通り、大型店の影響だけでなく、いろんな理由で全国の商店街(特に地方)はシャッター通りが増えてきて商店街というものが役目を終えようとしてます。

個店は残るかもしれないけれど商店街は正直どうなるか分からないというのが正直なところ。

ただそんな中、「まだまだ頑張ってるね!」とか「他に比べれば全然マシやで!」と言ってもらえてる現状を喜ぶべきかどうか悩ましいところです(笑)。

さて、そんな中商店街全体の会議でかつてお隣のブロックの商店街が単独でやっていた「厄除けぜんざい」を全体事業で復活しようということになりました。いつもギリギリスケジュールなので事務所スタッフが悲鳴をあげるのですが、今回もあれこれ段取りに奔走して頑張ってくれました。

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まず告知!最近はチラシ効果がないのでほとんど吊り看板と立て看板でイベント告知します。

過去のノウハウを根掘り葉掘り情報収集と準備をして、いよいよ当日です。

商店街内に空きスペースがあるのがいいか悪いかは別にして、こういったイベントごとの時は助かります。

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大事なのは、節分の行事だということ。ただぜんざい配るだけなら炊き出しと一緒ですもんね(笑)

加賀屋天満宮の宮司さんに来ていただき、祝詞をあげてもらいお祓いしていただきます。

加賀屋天満宮の宮司さんにお祓いもしてもらいます

加賀屋天満宮の宮司さんにお祓いもしてもらいます

今回は商店街でお買い物したお客様先着200名に振舞いました。

大した告知をしなくても200人くらいはあっという間に集まるのはまだまだ地力のある証拠でしょうか?

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梅月堂さんに炊いてもらったあんこは甘すぎず絶品でした

肝心のぜんざいのお味は、商店街にある老舗の和菓子屋さん「梅月堂」さんに前日から仕込んでいただいたのでバッチリです。しかもお餅も当日のつきたてで大きなものを入れていただきました。

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画面奥、ビールケースの上にコンパネを引いただけのスペースに座って食べてもらってるのが見えるでしょうか?まさに昭和ノスタルジー商店街です。

結果的には1時間あまりで200杯が見事完売!お客様からも「美味しかった!」ととっても好評で胸をなでおろしました。

理事の皆さん、事務所の2人のスタッフ、アルバイトの皆さんのおかげで大成功だったと思います。

 

 

そして何よりお伝えしないといけない事は、

 

 

 

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あ、ワタクシ衛生管理と毒味係のお役目として、あくまでお役目として仕方なく誰よりも早く最初の1杯をいただいておりました、スイマセン。

 

 

 

ぜんざいウマーーーーーー!

 

そりゃそうです、プロの和菓子屋さんが炊いた小豆に当日つきたてのお餅、何より天満宮さんに厄除けのお祓いしてもらった有り難いぜんざいはメッチャ美味かったです。

こんなに美味しい思いができるならみなさんが喜んで頂けるなら来年も是非開催できるようにしたいものです。

ではまた。

 

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。