検証してみました!衣類スチーマーはニットにも有効なのか?

実は商店街で服屋の三代目してます沖啓太郎です。

さて、テレビショッピングなどを見てると一撃で衣類のシワが取れるという触れ込みの衣類スチーマー。一度は見られたことがあるんではないでしょうか?

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当店はPanasonic製の少し前のモデルを使ってます。 他社製は使ったことないのでコメントできません。

要はスチームアイロンの小型版です。プレスする面は小さいので押さえる程度ですが縦に使っても強力スチームが出せるのでハンガーにかけたまま使えるのが結構便利です。ただ正直CMほど簡単にシワが取れるとは・・・ボクは再現できません(笑)。でも薄手の素材の小さなシワには有効じゃないかと思います。(注:人間のシワには使えません!)

綿素材などはやっぱりしっかりアイロン当てないとシワは取れないなという印象です。

もちろんオキの売り場でも使ってます。

ニット製品にもスチームが効きますよ

昨日、最終のお客様が試着されたラクーンのファー付きニットベスト、着丈が長めの細身シルエットでボトムが太めでも細めでもバランスが良くて今風のコーデになる。何よりお値段が冬物最終価格でお買い得だったのが気に入られました。

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ただ気になる点を指摘されました。

前たての裾が気になるーーーー!巻き込んでるーーーーー!

ニット製品によくあるんですが、端部分がクルンと巻き込んだり波打ったりします。

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そもそもが毛糸なので素材自体は伸びたり縮んだりするもの。最近は洋服の作りがニットでも布帛(いわゆるフツーの生地)のようなパターンが多いのでこんな事例もそれなりにあります。

でも「ニットだからそんなもんです」では済まされないですよね。

こんなニットの補正や修正にもスチーマーはなかなか有効なんです。

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これくらいの仕事も社長担当!

 

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巻き込みがなくなりました!

どやっ!!

完全に水分が飛んで乾燥した状態ですがほぼ気にならなくなりました。

ただし、修正したからといって今後もこういう現象が起こらないかといえば・・・

分かりません!

理由は、ニットは布帛(生地もの)に比べ水分量で収縮しやすいので、修正しやすい反面元に戻りやすい習性もあるからです。あまりに酷いものは商品としてはアウトですが、この程度ならお店でも修正できますのでお馴染みのショップにご相談くださいね。

結論:衣類スチーマーは結構使える!

衣類スチーマーはシルクなどデリケートな素材にも使えるし、衣類についたニオイもスチームが飛ばしてくれるので消臭効果もあるんですよ。ただし革とか使えない素材もあるので使用上の注意をよく読んで自己責任で使ってくださいね。

なんか今日は服屋さんみたいなブログを書いてみました。

ではまた。

 

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。

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