めんどくさい事をする店を目指します!

秋が進んでオシャレには良い季節になってきましたね!と言いたいところですが昼間は汗ばむ陽気の大阪です。お天道様には逆らえない服屋さんしてます、住之江区のクレアトールオキ三代目沖啓太郎です。

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今日はスケジュール的にどうしても行かないといけない展示会が1社あったので午前中のアポイント1件ををとっとと終えて出かけようとしたところ、ある営業マンSさんから来店したいって電話がありました。Sさんはこの度勤めてたインポート卸の会社を退職し独立フリーランスの営業として仕事をしていくようです。それなりにSさんとも長いお付き合い、せっかくなもんで来店を待ってました(笑)

断捨離・シンプルライフ・心の満足

Sさんは奥さまがショップをされてるので小売に関してもよくご存じなもんで話が合います。
でもって話題になった事は今のお客様のキーワードって「断捨離・シンプルライフ・心の満足」だよねって話題になりました。
というか、自分が感じてる事を一方的にしゃべった感じなんですが(笑)

いま、専門店と呼ばれるお店でお買い物をされてる方はオシャレが好きで、それなりの収入があって、それを着て行く場を持つ方だと思うんです。
ウチでお買い物をされる方は、別にウチじゃ無くても百貨店や近所のブティックさんでも買えるのにわざわざ来て頂ける。

断捨離してるのよと言いながら新たにお買い物して頂ける。

シンプルライフを目指すと言いながら新たにお買い物して頂ける。

そんなお客様に支えられて商売させてもらってる状況です。何が言いたいかといえば、商品の事は二の次三の次なんじゃないかと思うわけです。今や商品は良くて当たり前、こだわってて当然なんだから、その先お店がお客様に対してどれだけ満足してもらえるかだと思うんです。

「ファッションは水商売みたいなもの」これを言うとウチの親父さんなんかは嫌がりますが、ボクはそう思います。モノ売りビジネスなら価格の違いだけになる、商品のクオリティは当然としてお店の雰囲気や、居心地、おもてなしも含めての商売だと思うんです。銀座や北新地のような高いレベルのおもてなしがあってこそ1杯500円のお酒が3,000円や5,000円の価値になるというのはモノの価値ではないのは明らかですよね。

効率の悪い事・めんどくさい事がボクの仕事

ファッションに関しては百貨店や大手SPAの現状とかお客様との話の中でも、計画的に量を売るビジネスが終わったとボクは思っていて、個人・零細企業の方がお客様の厳しい生の声が直接聞けて、かゆい所に手が届いて、すぐ動ける。しかもこんなに安価で個人で発信できる時代です。凄いチャンス以外の何物でもないと思っています。

だって、ひとりひとりのお客様の顔がわかり、個別に対応するって小売業では当たり前の効率の悪い、めんどくさい事が大手にはできないんだから。

だから、個人・零細・中小企業の小売屋さん・メーカーさん皆さんいっしょにアパレル業界盛り上げていきましょう!

久しぶりにSさんとアパレル談義をして思ったのはそんなことでした。

あ、偉そうな事言いましたが、ボク銀座も北新地も行った事無かった・・・(笑)

ではでは今日も上機嫌な一日を!

 

 

 

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。

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