歴史と伝統の上に乗っかるという事
秋晴れの気持ちいい三連休の初日、四半世紀ぶりに阪急電車の甲東園駅で降りました。
映画「阪急電車」で一躍有名になった(のかな?)阪急今津線です。そこから西宮市の甲山(かぶとやま)に向かって坂を上がっていきます。
こんにちは、大阪市住之江区のクレアトールオキ三代目オキケイタロウです。
ホームカミングデー、25年ぶりに母校へ行ってみました
25年前は1限目が確か8:25始業だったような気がします。大阪から学校まで80分くらいでしょうか、今も昔も朝の弱いボクは朝の電車でよだれを垂らしながらウトウトしたり、座れないときも吊革持って膝カックンしながら眠たい通学してた事を電車に乗りながら思い出して一人ニヤニヤしてしました。
大学から案内が届いたのは秋の初めころ、卒業後25・35・50周年の卒業生を招待してホームカミングデーというイベントに招待されたんですね。
卒業してから何回かゼミOB会は行ったものの学校自体に行く機会はなく、25年目にしてせっかく案内もらったけど実は最初は興味無かったんです。
土曜日仕事だし、連絡の取れる友人たちと時間合わなかったし。
ところが最近、友人たちの投稿を見てると自分のルーツや原点を振り返る記事が多く目についてて、自分も子供の頃の事や仕事の原点についてぼんやり振り返ってた事もあって、自分の原点のひとつ大学へ行こうとなったわけです。
美しいキャンパス、中央芝生、時計台は昔と変わらず。
守るべきは守る、変えるべきは変える
今年で125年の歴史と伝統のある大学らしく、正門からの風景や雰囲気は当時そのままで全然変わってへんな~と思ってたら・・・講堂や会館は知らぬ間にとっても綺麗なものに新築されてて、でも学部前の池や校舎など残るものは残ってる。全体としてのイメージは昔のそのままという印象でした。
関西私学の中では今もなお有名校だけれども、歴史や伝統の重みを尊重しながらブランドイメージを高めていってる努力を聞くと学校も企業も時代に合わせて変えるところはどんどん変え続けないと存続できないんやなって思います。
そして歴史や伝統の重みを尊重しながら時代に合わせていくっていうのは、親から仕事を承継する中小、零細企業の2代目・3代目経営者の共通のテーマのような気がするんです。
規模が小さかろうが、内容がどうであろうが今目の前に、既にそこに土台が「ある」事をしっかり認めて感謝せんとね、と思うわけです。自分らしさってそれを踏まえた上で、その土台のに乗っからせてもらう感じなんで、土台を尊重しない自分らしさってタダの自己満足ですよね。
でも親子で一緒に仕事するっていうのはめんどくさい事の方が多いです。
分からなくていい事が分かってしまったり、言わなくていい事をつい言ってしまったり、結果しなくていい非建設的な口げんかなど何度同じことを繰り返したか(笑)
それでも親やご先祖様の土台の上に乗っかってる事は紛れもない事実。
親がこの商売を頑張ってくれたおかげで大学までのほほんと行かせてもらえたし、あっ、その前に浪人して心配とお金の迷惑かけたし(笑)やっぱりまずは感謝せなあきませんね~!
過去に感謝することと、これからを変えていくことは実はワンセットやん!てなことを思った母校訪問でした。
ではでは今日も上機嫌でまいりましょう!
沖 啓太郎
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