「美味しいらしい」では伝わらない!

店スタッフとの忘年会でgenjiさんへ

2015年も押し迫ってきた昨日、店のスタッフと忘年会へ。

大阪市内で唯一のブランド地域、帝塚山の西にある名店genjiさんへ伺いました。

image

image image

雲丹のムースのオードブルも新鮮なお造りも・・・

 

image image

鱸も和牛も・・・

image image

ごはんもデザートも・・・

image

もちろん完食、サイコーでした!

以上、本日の食レポでした。

 

 

何がサイコーだったかと言うと、

食事全てが外れなしの大満足でサイコーだったこと。

1年間お世話になったスタッフの皆さんに喜んでもらえて事が何よりサイコーだったこと。

そして、みんな揃って元気で来れたことがなによりサイコーでした。

ウチのスタッフは3名とも40年選手、ボクが子供の頃から働いてもらってます。家族じゃないけど家族同然、母もいまだ現役、そして妹までパートでいるお店でボクは・・・まあご想像通り代表取り締まられ役。

いや、いいんですよ。スタッフに気持ちよく働いてもらうのも経営者のお仕事ですから。ただ、ボク同様(?)マジメなスタッフたちはとっても遊びベタなので、お食事会も「研修」と言った方が気楽みたいです。

体験癖をつけようと思う

なんで、genjiさんを選んだかと言うと自分のお店のスタッフに「おもてなし」を体験してもらおうと思ってなんです。

「おもてなし」=「居心地の良さ」に繋がると思うんです。ブティックと呼ばれる自分たちのお店も実は「おもてなし」業、飲食でも物販でもモノを買うだけならどこでも買えるのに、そのお店に行く理由って意識しないとただ何となくになってしまうと思うので、そこを意識して体験してもらおうと思いました。

ウチのスタッフの得意技は「伝聞」。誰かほかの人から聞いたことを「○○らしいですよ!」ってよく言うのがチョット気になってたんです。

「美味しかったですよ~!」と「美味しいらしいですよ」の違いはアントニオ猪木とアントキの猪木、長州力と長州小力、ガンバの遠藤保仁とガチャピンくらい違うんです!

伝わりにくかったですか?つまりは似てるけど全然ちゃうってことです。

なるべく自分がいいなと思ったことはなるべくスタッフにも体験してもらって共有したいなと思います。そして、いいなと思う事はまた自分の伝えたい人に伝えていって欲しいなと思うんですよ、やはり自分で体験しないと「~らしい」では伝わらないですもんね。

興味ある事は何事もまず体験してみる!来年もどんどん体験癖をつけたいと思います。

しかし、このgenjiさんこの日も満員御礼。12月の祝日前ということもあるでしょうがホントに賑わっています。

料理が美味しいのは当たり前として、店造りの落ち着いたところやスタッフの所作がきびきびしたところ、いい感じやな~と感じました。いわゆるいいオーラが出てるんやと思います。

商品力(料理) × 店構え × スタッフ のそれぞれがポイント高いから繁盛店になるのはうなずけます。

一番感心するのはメニューのバリエーション、来た2回ともほとんど違う料理で、そして全部美味しくて、また来たくなるお店です。服屋的視点で言うとスタイリングのバリエーションがあると言うヤツです。色んなバリエーションが楽しめるという客様を飽きさせないポイントは見習わなアカンなと思いました。

美味しいだけでなく繁盛店にはヒントがいっぱい!お店はたくさんのお客様に来てもらってこそです。業種は違っても、壁にかかっている絵画や器選びのセンスも地味すぎず派手すぎず、凄く考えて選んでるのが伝わるステキなお店です。

あなたの大事な人をお連れする候補の一つに是非!

って自分がまた行きたいから、反応してくれる人の為にブログ書いてるのはナイショです。

ではまた。

 


The following two tabs change content below.

沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。