今一瞬を活かすのは生け花もファッションも同じだと思う

人の縁というのは不思議なもので、今まで興味の無かったものまで魅力的な気になる存在に変えてしまうんです。

クレアトールオキ沖 啓太郎です。今日は神戸へ秋物の展示会へ。。。の前に神戸大丸に立ち寄って初めて生け花の展示会というものを見てきました。

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「美」という意味ではアパレル業界もお花の道も共通。ただ今までは生け花に触れる機会も興味もなかったのがホントのところです。

何でそんなご縁が出来たかというと、マックスブログ塾で知り合い、今も仲良くさせて頂いている光風流家元 内藤正風さんのおかげなんです。

内藤正風家元ってこんな人です。

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内藤家元のFacebookより拝借しました

(内藤家元のブログはこちらからどうぞ)

家元の生け花を見るのは実はこれで3回目。

1度目は神戸ビエンナーレというイベントでの展示

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神戸ビエンナーレでのアパレルブランドとのコラボ展示の作品

この時は家元とお会いできずに作品だけを鑑賞させていただいたんですが、正直自分の思ってた生け花のイメージと全然違うぞ!と軽く衝撃を受けました。

伝統的な、悪く言えば古臭いイメージだった生け花の概念がかなり壊されて少しだけ興味を持ちました。

2度目は実はボクがアキレス腱断裂でギプス生活を余儀なくされていた時にわざわざお店までお見舞いに来て頂き、そこでライブ生け花して頂いた時。

ボクからすると華道の人というのは厳格で格式にうるさくて線の細い人。みたいなイメージを持ってました。。。。。内藤家元にお逢いするまでは。

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お花持参でその場でライブ生け花して頂きました。完成まで10分足らずの早業でした。

内藤家元はボクのイメージの全く逆のイメージの方でした。

型破りで自由で自然体と言えばいいんでしょうか?とにかく堅苦しい所が全くない方です。

そして、今回家元のご招待を受けて初めて生け花の展示会というものに出かけたわけです。

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生け花とファッションの共通点

未生流はじめボクでも聞いた事のある有名流派の方々の作品を見せて頂きました。

で、感じた事は生け花もファッションも一緒だなって事。

家元はおっしゃいました。

「生け花ってまず人があって、場所がって、器があって、そして花がある。ある意味花は脇役なんだ」と。

花は脇役で、主役は人とその場。

ファッションも実は服そのものは脇役で主役はあくまでその人自身なんだと思いました。

生け花もファッションもお花や洋服というモノそれだけが美しいだけではダメなんですね。

特にお花は自然のもの、同じものはふたつと無いし、同じ花でも昨日と今日、今日と明日では状態は変わってくるもの。その一瞬一瞬を活かすという点もファッションと同じものを感じたわけです。

 

自由な発信でいいんだ!

展示会だから色んな作品を見る事が出来ました。伝統的なイメージの作品、迫力満点の作品、侘び寂を感じる作品・・・素人のボクがお花の事を論ずるのもなんだか気がひけますが、そこは置いといて(笑)表現する人によってこんなに違うものかと思いました。

僭越ながら家元の作品は、自然体で、無理なところや気負いが全く感じられないのにすごく素材そのものの存在感があって、まるで家元のお人柄そのもののように思えました。

(家元、間違えてたら今度蹴り入れてください!笑)

「守らなければならない型はあるけれど、結局はその人がどうしたいか。だから自由にしたらいいんですよ!」

正確なことばではないのですが、ボクは家元のお話をそう解釈しました。

その内藤家元の作品はコレです。

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展示会後時間をとって頂き、たくさんお話させてもらい、なんだか生け花を通じてファッションと人生も教えてもらったようなお得な気持ちで会場を後にしました。

今とりあえず自分でもできるお花のある生活初めてみようかな?って気分です。

ではまた。

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。