お店はもはや売場ではなく○○な場

あなたはネットでお洋服買う人ですか?

こんにちは、クレアトールオキ三代目オキケイタロウです。

この間(11/6付)の繊研新聞にこんな記事が載ってました。

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「ワールド自社サイト全面刷新」
「EC売上高300億円目指す」

アパレル大手のワールドさんがECサイトを見直してWebでの販売に本腰を入れるらしい。
現在131億円のEC売上高を300億に増やす計画だと言う記事が載ってました。

念のため、ECとは・・・

ECサイト(イーシーサイト)は、自社の商品(広義では他社の商品)やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイト販売するサイトのことである。ECとは”electronic commerce”(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略。

 

(お約束のWikipediaより抜粋)

 

「いよいよ」なのか「やっと」なのかはさておき、予想通りファッションを買う手段もかなりEC比率が上がってきたようです。

ちなみに、2014年度のアパレルECランキングは、

20150623192749

 

(出典:2015.6.11 日本ネット経済新聞より 「※」は推定)

つまりは、アパレルECのトップを目指すということのようです。

ワールドさんの歴史を見ても、ボクの勝手な解釈だと

卸→SPA・百貨店直営型→GMS直営型→仕入併用企画とその時代に応じてリスクヘッジしながら効率経営をしてきて、今回はいよいよ「売場」を飛ばすEC強化に来たかという印象です。

Amazon、楽天はもちろんzozo、丸井のネット通販のようなファッション特化のサイトの充実ぶりもすさまじいですよね。リアル店舗の売上は厳しいのに、アパレルECの売上はスマホの普及とともにどんどん上がっていってます。一説には2020年には2.6兆円まで増加する(2013年は1.3兆円)という話もあります。

ボクもよく情報収集の為に見てると思わず買いそうになります。あ、買いませんけどね!

TGC(東京ガールズコレクション)などはショーに出てくる衣装がEC直結でショーを見ながら1クリックで買えてしまう。人を介さずにシステムでモノが便利で簡単に買えるそんな時代です。

自宅で指先一つで服が買える時代にお店がしなければならない事

ファッションをモノとしてだけでとらえるともう売場(実店舗)は要らないんじゃないの?と思います。

地域性の高い商店街で商売させてもらってると、結局モノを買って頂くための売り場じゃなくてお客様とのコミュニケーションの場としての役割の方が大きいんですよね。

コミュニケーション8割、商売2割それくらいの感覚です。

あくまでウチの場合の個人の感想ですが、百貨店やターミナル型のお店を見れば見るほどそう思います。

お店と言うのはモノを売ってる売り場から、販売するスタッフも買っていただくお客様も人が主役で「モノ売ってる場所」を作っていかないとね~と言うようなことを感じたわけです。

売り場じゃない売り場。逆説的で居心地のいい楽しい空間を目指したいものです。

だから今日から「売場」っていうの止めます。

 

『コミュ場』でどないでしょう?

 

あかんか・・・

 

「しゃべり場」「たまり場」「スタバ!」・・・・・

あまりのセンスの無さに気絶しそうなのでもうやめときます。

 

ではでは今日も上機嫌な週末を!


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。