おもてなしの心溢れるアパレルメーカーさん
気づけばいつものごとく怒涛の展示会月間でした。5月はアパレル業界、特に我々のようなミセス系卸の小売店は初夏物の商売と次の冬ものの展示会シーズンのピークだったりと売場も仕入れも最も忙しくなる季節です。
元気がないと言われるアパレル業界の中ですが、そんな事とは関係なくいつ行っても気持ちの良い元気なアパレルメーカーさんが大阪の本町にあります。
間口は狭く1Fがショールームで、展示会場はいつもここで事務所が2Fにあります。
1Fのドアを開けるとセンサーでチャイムが鳴ります。そしたら2Fから転げ落ちてるんじゃないかと思う程、鬼のようなスピードでお出迎えの挨拶に降りてこられるんです。
それも担当者だけでなく、続々と・・・おそらく手の空いてる人が全員わざわざ降りてきて挨拶をしてくれるんです。
挨拶は大事です!って誰でも頭では分かってるし簡単に口にします。ボクもスタッフの前で偉そうに何度か言ったこともあります。
でも、本当にそれを実践するとなると・・・なかなか出来るものではないです。
「おもてなし」ってこういう当たり前の事を徹底する事を言うんじゃないかと思います。マリードールさんはそのお手本のような会社なんです。
当たり前の事を当たり前にできるのが素晴らしい
みんな頭じゃ分かってるのになかなかできない。もちろんウチの店もまだまだです。
大野社長の教育方針だと思うんですが、ここまで徹底してお客様を気持ち良くお迎えしてくれる会社はそうそうありません。挨拶だけではなく接客や言葉遣いの端々に気配り心配りが感じられてめちゃ居心地のいい会社です。
そう言えばかつてはありました。ボクがお世話になっていた神戸のワールドも昔はそうでした。今と違い当時はめっちゃ体育会系の会社。
入社当時は教育係だったコワいコワいC先輩から厳しい教育を受け、営業ノウハウ以前に挨拶に始まり人間としてのあり方を叩き込まれたのを思い出します。
でもボクのそれとは違い、やらされてる感が全くないのがスゴイ。本当に相手のことをしっかり見て対応してくれます。
さらにそれが担当営業だけ親切丁寧というのはよくある話(それも最近はあんまりないですが(笑))、それが社長はじめ他の営業やスタッフ全員が同じ対応されるので恐れ入るばかりです。
人自体が価値なんだと行動で教えてくれる
自分ならこういう人たちや会社となら一生付き合っていきたいなって思えるし、経営者の端くれであるからには逆に自分もそうありたい。
実は「一生付き合える洋服屋」というTwitterネームを使ってる自分ですが、自分のお客様に対して、気持ちの良い対応がここまでできてるかは甚だ疑問です。
じゃあ、どうしたらそうなれるんでしょう?上っ面だけ真似したところで所詮化けの皮はすぐ剥がれます。
マリードールさんの皆さんを見てると、やっぱり相手に興味を持ち、よく見て、よく知って、コミュニケーションをとる事なんじゃないかと思うわけです。
おそらく取引先だけでなく社員さん同士もそうなんだと思います。日々の積み重ねがあのなんとも居心地のいい雰囲気を作ってる
常に相手の立場で行動してくれるのが感じられる。多分他の会社との差は、ちょっとした一言や、わずかな気配りなんだけれども積み重なると大きな差になる。
今時、商品なんて良くて当たり前、コスパ高くて当然!街中はもちろん、AmazonでもZOZOでもどこでも何でも買える、何ならヤフオクやメルカリが既に小売店の代わりになってる時代。
専門店の場合、商品がいくら素敵でも、店がどれだけカッコ良くても、人そのものに魅力がなければお客様にとっての価値はゼロです。
じゃあどうすればいいのか?
別に服屋さんが何店舗潰れても困る人はあんまりいないけれど、いなくなったら困ると言われる人になる!
マリードールさんを見てるといつもそんな風に思います。
あ、商品も素敵なんですよ!
ね、商品も素敵でしょ?
いずれも10月位にお店にやって来ます。
展示会レポートのつもりがなんだか会社紹介ブログになってしまいました。
商品も人も魅力的なマリードールさん、帰りのお見送りも当然こんな感じになります(笑)
今回もありがとうございました!
ではまた。
沖 啓太郎
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