keisuke okunoyaの鹿の子Tシャツとイチロー3000本安打で思うこと

オリンピックイヤーの今年、それだけでなく高校野球もイチローもスポーツ界自体がすごく盛り上がってますね。

かなり昔の野球少年だったボクです。 先日イチローがメジャー3000本安打を達成した後のインタビューを聞いてちょっと、いやだいぶ感動しました。

イチロー、メジャー3000本安打達成!偉大すぎます

イチロー、メジャー3000本安打達成!偉大すぎます

「この2週間強、ずいぶん犬みたいに年取ったんじゃないかと思うんですけど、あんなに達成した瞬間にチームメートたちが喜んでくれて、ファンの人たちが喜んでくれた。僕にとって3000という数字よりも僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んくれることが、今の僕にとって何より大事なことだということを再認識した瞬間でした」

「僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んくれることが、今の僕にとって何より大事なこと」

あれ、このセリフどこかで聞いたことあるぞ!って思いました。

すでに同じことを繰り返し言ってるある人のことが頭に浮かびました。いや実際はその通り言ってないのかもしれないけどボクにはそう聞こえてるので別にいいんです。

その人は短パン社長、奥ノ谷圭祐さんです。

Keisuke okunoyaの鹿の子Tシャツ

Keisuke okunoyaブランドは短パン社長、奥ノ谷圭祐さんのオリジナルブランド。そのサイトにはこう説明があります。

KEISUKE OKUNOYAのお洋服は、SNSのみの発表完全受注生産となってます。良いモノは当たり前。それ以上の価値をお届けし、たくさんの人から好評をいただいてます。興味のある方はボクのSNSを見逃さないでね♥

SNSでしか買えないということは、つまり何らかのSNSで短パン社長と繋がっていないと買えないということ。

SNSでしか買えないということは、短パン社長のことが好きでSNSをチェックしていないと買えないということ。(実際、締め切りは発表から数日で死ぬほど早い!)

SNSでしか買えないということはただのECと違い、直接何らか短パン社長とコミュニケーションできないと買えない。

っていうことです。

今の時代、ECや通販だけで買える商品なんて山ほどあります。リアル店舗も併用してる商品も腐るほどあります。

でもSNSという仕組みは通ってるけど、繋がってるその本人を通さないと買えないのはリアル店舗と一緒。

単に「なんかオシャレっぽいし、カッコイイ!」から買う人もいたと思うんです。

最初は商品そのものがきっかけかもしれないけれどいつの間にか、短パン社長だから買う!に変わってる気がするんです。

結果としてKeisuke okunoyaのタグのついた商品を手にしているけれど、買っているのはただの商品ではない。今回の鹿の子Tシャツの件で自分自身改めてそれがよくわかった気がします。

あの日のツイート

たまたま見てたtwitterに流れてきた投稿

たまたま見てたtwitterに流れてきた投稿

6月のある日、目にした短パン社長のツイート。ご覧の通り、残反(要するに洋服を作るにあたり、裁断した残りの生地反物のこと)で何か商品を作ろうかなというツイートです。

決まってるのは前回ポロシャツを作った鹿の子の生地が余ったので、何か作るということだけ。

アイテムもデザインも値段も何も決まっていない。

にもかかわらず、この1投稿に対して確か150人以上のオーダーがあるんです。っていうボクもその一人ですけどね(笑)

もう一回言いますが、

アイテムもデザインも値段も何も決まっていない!

何が来るかもわからないのに買い物をしてる。もう、この時点で物を買ってるわけではないのがわかりますよね。

鹿の子のふんどしとかが送られてきたらみんなどうするつもりなんでしょう?

(それはそれでネタになるから面白いですが・・・(笑))

たまたまツイートを見てたボクもほぼ条件反射で

鹿の子Tのtweet 返信

作るアイテム決まっていないのにサイズMね!と言ってもらえてる関係性が楽しいし心地よいわけです

商品が来るまですっかり忘れてましたが、たまたまこの時結構なレスポンスの良さでオーダーしてました(笑)

その結果・・・

 

到着したのが1日遅く、臨時休業も重なって二日遅れでの開封したら

まさかの限定シリアルNo.002をゲット!!

後で徐々にわかってくることもあります。

そう、今回は限定特典として手書きネームとシリアルNo.入り!

ええ歳になったオッサンにしてこんなに純粋に嬉しいのも久しぶり!

いつもいつも、オクノヤさんは買う人を喜ばせるためのノベルティや手書きレターといった愛情ある仕掛けをあれこれ忍ばせてくれてるんですが、今回ほど「モノを買ってるんじゃない!」を実感したことはないです。

自分のお気に入りの服ってどこでどんな思いで買ったか覚えてませんか?

嫁さんに勧められて買ったなあ〜、とか

一目惚れの衝動買いやった〜、とか

めっちゃ気に入って無理してローンで買ったな!とか

シチュエーションも人も気持ちもだいたい覚えてるものです。

妥協して買った服すら「あ〜、あの時妥協して買ったヤツや〜!」とか思い出します。

だから洋服ってそのモノその形よりも、誰に勧められたか?とかその時の自分がどう感じたか?の方が大事な気がします。

そんな想いがより強いのがKeisuke okunoyaの商品じゃないかと思うんです。

何を買うかより誰から買うか。

そして商品到着直後からSNS上にはそんな人たちばかりが溢れるという事態になるのも、多分みんな純粋に誰から買うかを楽しんでるんだと思う。

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短パン社長のKeisuke okunoyaのサイトより

誰かが喜んでくれる仕事をしようと思う

仲間内だけで盛り上がってると言われようが、自分も楽しめて誰かが楽しんでくれてるかどうかが一番大事ではないかと思うのです。

自分のできる仕事を一生懸命することで、自分の目の前にいる関係性の深い人に対して楽しんでもらったり、役に立とうとすること。

イチローやオクノヤさんのように大きなことはできなくても、目の前の仕事を淡々とすることで誰かが喜んでくれることが必ずある!

まず自分も楽しみ、身近な人も楽しんでもらい、お客様も楽しんでもらえばなお良しだと思うんです。

お盆休みも終わり秋冬物の仕事が始まる前、イチローのメジャー3000本安打達成のインタビューの全文を改めて聞いて思ったのはそんな事でした。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではまた。

 

 


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。