顧客重視はその通り、でも地域密着ってどうなんだろ?〜繊研新聞の記事から

先日1/10付の繊維・アパレル関係の業界紙、繊研新聞1面にこんな記事が掲載されてました。

大阪市住之江区のクレアトール オキ沖啓太郎です。

あ、服屋さんなので一応業界紙も読んでます!ってアピールは特に必要なかったですね。

セールでも売れない!

セール効果減退著しく

ミセス向け専門店、プロパー販売軸に

顧客重視、地域密着で

繊研記事0110

一般の方には関係ないですが、アパレル各専門店の皆さんのリアルな声が書かれてます

自分なりにざっくり要約するとこんな感じでしょうか、

・洋服への意識が下がっている

・ヒットアイテムがない

・セール(値下げ)しても売れない

・専門店は改めて顧客重視の傾向になってきている

などなど、やっぱりアパレル専門店は厳しいよ、特にセールでも売れなくなってるよと言った論調の記事でした。

ウチの店の場合ですが、そもそもセールはさほど強くありません。商店街の地域の店なものでいつものお馴染みさんが中心のお店なもので、いわゆる一見さんが少ない。セール時期にタペストリーや店内POPを見て入店されるお客様もそれなりにはいらっしゃいます。
でも、そもそもうちの仕入れコンセプトは「選択せず・集中せず」「思い込みと勘違い」の好き勝手な仕入れ。

顧客の皆さんの顔を思い浮かべながら1点1点の仕入れが多いので多種多様、雑然としていてと見やすい売り場でもない。

だからセール目的で初めて来られる方にはちょっと分かりにくい売り場かもしれません。

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お店のテイストや立地や経営者の考え方にもよるし、お客様のタイプにもよることなので一概に言えませんが、ウチの場合は話をじっくり聴きながらの接客なので時間もかかります。いわゆるカウンセリング販売というやつです!

・・・・・って嘘ですよ。ただ単に他愛ない話をいっぱい喋ってるだけです(笑)

脱線しましたが、どんな売り方であれそのお店の個性で正々堂々お客様に喜んでもらえるような販売して売上と利益を上げればそれでいいと思います。

「顧客重視、地域密着で」って本当?

記事にもあったように、価格以外の価値を発信してそれに反応してくれる方を大事にするお店が増えてます。顧客重視は間違いなくその方向だと思うんです。自分の店を頼ってもらってるいつものお客様の期待に応えることが一番大事だから。
新規客獲得ももちろん大事だけれど、まず目の前のいつもお店を支えてくれてるお馴染みさんに喜んでもらいたいという思いでバイヤーやスタッフは品揃えに奔走するわけです。

でも「地域密着」に関してはどうなんだろう?だんだん薄れていくんだろうなと現場の感覚としてボクは感じてます。

商店街にしても距離感関係なく、それぞれ目的のお店にだけ行って、ほかの店で買い回りはしない方が増えてきました。人の繋がりのあるところだけで買い物をする傾向はこんなアナログローカル商店街も同じようです。
「ただ近くに店があるから」は既に消費の理由になってないようです。

でも今はWebやSNSという距離関係なく遠くに届くツールがある。だからこそ小さな店こそ発信をもっと頑張らねばと思う今日この頃です。

例によって着地点を見失ってますが・・・

本日お伝えしたいことはそんなことよりも・・・

 

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繊研新聞の1面に自分の名前が載ったよ〜〜〜!

 

内容は全く大したこと言ってないけど繊研新聞の1面に名前が載ったよー!
犯罪じゃなくて名前が載ったよー!
電話取材だけなのに名前載せていただいたT田さんありがとうございまーす!

お伝えしたいことは以上です。

ではまた。


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。