元日付の繊研新聞を読んで思う事は、小売現場で必要なのはやっぱり人間力!
正月2日目、まだ我が加賀屋商店街はこんな感じです(笑)
今日は家族揃っての墓参りへ行ってきました。風は冷たかったものの、暖かい日差しのいいお天気でご先祖様に新年のご挨拶ができました。一昨年に父が亡くなり、改めて仕事のあり方や店のあり方について一から考え直さないといけない年になるなと墓の中の父に話しかけました。
あ、父の納骨をまだ済ませてなかったのに墓に話かけた話はどーでもよかったですね。
今年の元日付けの繊研新聞のトップ記事はzozosuit
さて、家族・親戚総勢14名でお昼にご飯を食べて帰って来たところで、目に入った元日の繊研新聞を読んでみました。繊研新聞というのはいわゆる繊維・アパレル業界の業界新聞で、文字通り素材・原料を扱う川上からボクたちのような川下の末端小売業まで広く記事にされてます。
余談ですが、会社で紙媒体の新聞で購読してるのはこの繊研新聞だけになりました。これすらWeb版だけにしようかと思ったんですが、もう1年だけ様子を見ることにしました。たまに必要ですよね新聞紙?違う用途で(笑)でも本当に紙媒体を読むことが極端に減ってしまいました。
正直、巨大企業の流通系の話はほとんどピンとこないので適当にしか見ないのですが、零細・中小企業でもちょっとヒントになるキーワードを拾い読みしてざっくりと業界のことを分かった気になってます。
2018年の元日の1面トップはzozosuitの事が改めて掲載されていました。そうアレです!
人工知能が超アナログだったアパレル業界に押し寄せてきて、特にこのzozosuitは「既存のアパレルの人にはこの大きなインパクトの意味が分からないだろう」というコメントが相次いだらしい。
新宿センサー内蔵のボディースーツとスマホで、一人ひとりのボディーサイズを瞬時に計測してデータ化するというものです。これからきっとzozotownから自分のサイズぴったりの商品が毎日のように売り込まれることでしょう(笑)
実際のアパレル小売の現場では、そこまでサイズきっちりにこだわった商品というものはオーダースーツくらいなものだし、「サイズぴったり=美しいシルエット」という訳ではないのですが、それでもこのzozosuitの登場は従来の「服に体を合わせる」から「体に服を合わせていく」発想をAI技術で実現したという意味で衝撃的です。これが進めば在庫過不足の問題が相当解消されることになるはずですから。
ECの最大の弱点だったサイズの不安が軽減される事で、また蓄積されたビッグデータとしてデータ自身も商品にされてしまうんでしょうが、そんなこんなも含めとりあえずzozosuitが到着するのが今から楽しみです。
今年はもっとお客様の代理人として動こうと思う
こうしてECの世界はAIの力を借りて日進月歩でより便利で、よりスピーディーに、より安心にお客様に近づいていくのに対して、リアル店舗のボクたちができることは・・・よりお客様の代理人として役に立つこととそれを求めるお客様との関係性を築く事。
アナログならアナログらしい良さを、
リアル店舗ならリアル店舗でしか味わえない価値を、
自分の言葉と思いでお伝えするだけ。
でも最後は勘と経験と気合と根性、そして愛情だと思ってることはここだけのナイショでお願い致します。
559-0017 大阪市住之江区中加賀屋2-5-15
沖 啓太郎
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