世の主流がいつも正しいとは限らない〜レザーとファーの話

タバコを吸えば逮捕され、毛皮や革製品を売れば摘発される時代になる・・・かも?

今の世の雰囲気だと令和の時代が進めばひょっとしてそんな事がリアルに起こるかもしれないとマジに思ってるオキです。

前振りが長かったせいか新元号になって僅かひと月ちょっとなのに令和がすっかり馴染んだ感があります。とともに、ビジネスも生活も周辺のいろんな環境が知らぬ間に大きく変わったように感じるのは気のせいではないと思います。

ファション業界はファーフリー宣言が主流?

さて我がアパレル業界ではここのところ「グッチ」「ジャンポール・ゴルチエ」「バーバリー」「ジョルジオ・アルマーニ」「ヴェルサーチェ」「マイケル・コース」といった有名ハイブランドがファーフリー宣言をしてます。

かいつまんで言えば、「人間のエゴのために殺される動物たちがかわいそう!」動物愛護の観点から自社のブランドの商品に毛皮を使用しないという流れです。

そもそも食肉の副産物として活用されるのがレザー・ファーの本来の姿。でもいつしか売上のために目を覆いたくなる酷い現場が一部にあるのもこれまた事実。

太地町のクジラ問題ではないですが、自然や伝統や文化にマジメに向き合ってる産業もあります。文化や歴史認識の解釈も同じく、時代や国や人でも変わるのでここで議論するつもりはありませんが、片方だけが常に正しいという事はないはず。

2019秋冬の予約限定コレクション開催します!

さてさてそんな問題とも向き合いつつ、オキではこの6/14(金)より年に一度の秋冬コレクション受注会を開催します!

展開するブランドは広島のRozenさんのRozen fur とJeanneberryの2ブランド。

言わずと知れた・・・あ、言わないとわからないですね(笑)、レザー・ファーとハイエンドなウール素材のスペシャリストなのです。

近年、オキでは先物の受注会はどんどん縮小してきました。

その理由は先物をわざわざ注文していただく理由がないブランドが多くなったから。

過去に売れた品番の見事な焼き直し

通常商品とほぼ同じ企画で高級素材を使うだけの高額な価格設定

前年実績があるから今年もやりましょうという安易な売上至上主義・・・

そんなことに嫌気がさして納得できるブランドだけにしていったら1社だけになってしまいました。

なんで残ったかを冷静に考えてみると、

・インターナショナルなハイブランドと取り合いする素材

・焼き直し無しで、毎年ニューデザインにトライするチャレンジ精神

・大事に長く着て欲しい!というオキのコンセプトにも合致するマジメでベーシックなデザイン

・素材からすると間違いなくお勧めできる高いコストパフォーマンス

・パターンオーダーに近いサイズ対応ができる事

・受注生産のみでシーズンには出回らない稀少性(というかリスク高すぎて在庫は作れないw)

そして何より、多分今の自分たちで触れる事ができる最高のクオリティの素材を選んでくれてるところ。本当に見るだけでもオススメの展示会です。

あ、あと営業のオダくんが若くてオトコマエというのもうちのお客様のファンが多いというのが最大の理由かもしれません!(笑)

確かに、先物の受注会というものは時代に合わないのかもしれません。

しかし毎年楽しみに待っていただいてるお客様や、何より自分自身が楽しみに待てるブランドは今の時代そう多くはありません!なので状況が許す限り続けていきたいなと思ってます。

そんなわけで、今日お伝えしたいのは、

みんな見に来てくださいね~!

って事です。

一部メンズも展開しますよ~!

 

クレアトール オキ

559-0017 大阪市住之江区中加賀屋2-5-15

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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。