売り上げは作るものじゃなくて、ご褒美みたいなもの

雨の水曜日です。気のせいか水曜日は雨曜日な気がします、それぐらい水曜日の展示会は雨によく当たります。

って、ボクが雨男だ的な話はどーでもよかったですね。

11月の怒涛の展示会月間も大きなスケジュールは今日でほぼ終了です。ウィンドウにクリスマスオブジェも入ったことだし、後は12月に向けてお客様宛のニュースレターを書くという重大ミッションを一刻も早く上げたいと思います。

さて、今日の展示会は4社とも来年の4月以降に納品になる、いわゆる夏物の展示会です。
何度か書きましたがアパレル卸ビジネスのスケジュールは早いです。

展示会発注はお客様の代理人として行ってます

売場は今から冬物最盛期やのに展示会は夏の商品。今シーズンの夏物を振り返り、復習しながら臨むんですけど、正直来年の事なんてサッパリわかりません!(笑)
今シーズンの事でもあんまり分かってないのに~!
でも、展示会で新作を見るとウキウキして、「これは○○さん用に!」とか「△△さん、絶対すきそう!」とかスタッフと言い合いしながら発注していくわけです。

ウチの場合ですが、SPAの直営型ビジネスと違い卸の展示会は行くまで、何を発注するのか?どれだけ発注するのか?が決まりません。そもそも行っても発注しないこともあります。

基準はやっぱり商品ではなくお客様目線。あくまでお客様の代理人として仕入れしてるつもりなので自分勝手なウチの店基準なんです。

「商品ではなく」って書くと語弊がありますけど、商品がいいのは当たり前の話だって事です。素材のクオリティや完成度はもはや高くて当たり前。「いい商品」」であるのは大前提だという意味です。

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商品のクオリティはほとんどみんな高いんです

売上って作るものじゃないんだ

ボクも大手アパレルを辞めて店に帰ってきた時には、大手企業のまねごとの様なマネジメント手法を取り入れようとしたこともありました。できる限り合理的に数字で管理しようとしたりね。

経営者なので数字の把握は必ず必要ですけど、零細企業のくせに数字で管理しようなんて無理な事しようとしてました。上手くいくわけないですよね、数字は作るものじゃなくて、自分がやった結果についてくるご褒美みたいなものだという至って当たり前の事に気がつかなかったんだから。

小売店の現場にいる人間が考えるのは、結局目の前のひとりのお客様に喜んでもらえるかどうか?結果はただそれの積み重ね。そこを忘れないようにしたいものです。

なので、ますます自分勝手、好き勝手でお客様目線・自分基準の仕入れに磨きをかけてお伝えしていきたいな!と発注しながらそんな事を思いました。

各アパレルメーカーの皆さんごめんなさいねー!

ではまた。


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沖 啓太郎

1966年大阪市生まれ。 大阪市住之江区の加賀屋商店街にあるクレアトールオキの三代目。 アパレルメーカーと小売業と商店街の経験と情報を駆使しながらファッションを通じて心豊かなライフスタイルを提案できる店づくり心がけています。

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