玄関に造花を飾ってはいけません!
年齢を重ねるごとに新しい事にチャレンジしたくなるクレアトールオキ三代目オキケイタロウです。お花の名前もほとんど知らないボクなのですが、このたびご縁がありまして・・・
生け花初体験してきました
人の出会いというのは不思議なもので、魅力ある人に影響されると今まで全く興味のなかったものが徐々に気になってくるんですね。
光風流 内藤正風家元と出会ってから生け花に対するハードルが下がり、価値観は一気に変わりました。
生け花、華道ってお金持ちのおじさま、おばさま方が和室で正座して難しい顔をしながら美を追求する。家元継承をめぐり泥沼の確執があり、ついには殺人事件まで起こる・・・的なサスペンス劇場に出てくるようなイメージ。
しかしながらこの内藤家元はボクが持ってる華道の家元というイメージを180度変えてしまうような一見ゆる~い自由人、でも話せば話すほど芯のぶれない魅力のある方でした。ただの宴会好きのおじさんではありませんでした(笑)
その内藤家元がおっしゃる生け花というものは
「お花のある生活が人を豊かにする」といういたってシンプルなもの。
美しいお花ひとつあることが会話のネタになりコミュニケーションの元になる。簡単でいいのでお花のある生活をしてみましょうって事です。
今、家元が提唱する「トイレのお花仲間」っていうのが密かにブームになってます。
・水替えがすぐできる
・ペットボトルや空き瓶に一輪ざしなどお手軽にシンプルにできる
・最低でも1日2回くらいは生花の美しさや香りが楽しめる
ってことで、お花のある生活の第一歩としてはお勧めです。これならボクでもできるくらいですから(笑)
もうひとつボクが興味をもったのがお花の持つ「気」という事。印象に残ったのがこの言葉、
玄関に造花を飾ってはいけません!
内藤家元によれば、玄関というものは人間もそうであるように、家の中の「気」の通り道。
造花というのは死んでいるものだからホコリもたまり負の気を発するもの。なのだとか。
生花は二酸化炭素を吸い、酸素を吐き出し生きている。文字通り正の「気」を発しているお花が家の入口にあると家中が生きてる気で満たされるという事。造花だと逆に家中に負の気を充満させてしまう事になるのだとか。
生きているものに触れてエネルギーを分け与えてもらうって感覚、この年になってやっと分かる気がします。根拠は無いんですけどね。
そんな生け花というものを通して、コミュニケーションの大切さや日本の伝統や価値観の事を分かりやすく解説してもらえるステキな会になりました。
そして家元の言葉でボクの心に留まっている言葉があります、
「生け花ってまず人があって、場所がって、器があって、そして花がある。ある意味花は脇役なんだ」
ファッションに置き換えると、
「ファッションってまず人があって、場所があって、その人の立場があってそして服がある。服は脇役なんだ」ってところでしょうか。
花も洋服もそれ自身が美しいと思える人がある。だからこそ花や洋服が人を活かしてくれるんじゃないかと思うようになったんです。
お花もファッションもハードルを上げずにシンプルに好きなものから始める
好き・美しいと思えるものにたくさん触れるといい「気」が集まる
やはり単純に「好き」と思うエネルギーは人間力を豊かにしてくれるような気がします。
ファッション業界のディスプレーにも通じるところがありますね
あ、生け花は全く修行が足りないようです
生け花を初体験して思ったのは概ねそんな事でした。家元ありがとうございました!
ではまた。
沖 啓太郎
最新記事 by 沖 啓太郎 (全て見る)
- 2023年5月も加賀屋商店街に子どもたちの鯉のぼりが泳ぎます! - 2023年5月8日
- 3年ぶりに復活しました加賀屋商店街ハロウィン2022 - 2022年11月30日
- 美しくカッコいいユニセックスTシャツ作りました! - 2022年9月4日
“玄関に造花を飾ってはいけません!” に対して1件のコメントがあります。
この投稿はコメントできません。