節分には豆まき?恵方巻き?厄除けぜんざいってのもありますよ!
今年もこの日はぜんざいブログです。って三年連続ほぼ同内容なので読まなくて大丈夫です!(笑)
何で節分に厄除けぜんざいなの?
節分には豆まきですか?それとも恵方巻きのまるかぶりですか?
日本全国各地で風習あるようですが、今年は我が加賀屋商店街は1日早く節分前日に厄除けぜんざいの振る舞いイベント開催しました。
そもそも節分とは、
「節分」は季節を分ける日
ではこの「節分」と言うのは何かというと、古来より立春、立夏、立秋、立冬の前日を”季節を分ける日として「節分」と言い、特別な節目として考えられていたものなのです。すなわち四立があって節分が存在しているといっても過言ではないのです。
しかしこの節分という日は、四立に単なるつけたされた日と言うことではなく、とても大きな意味があると考えられているのです。それは、季節の変わり目には邪気が生じ、人々に色んな悪さをして害を及ぼすと古来より考えられており、それを追い払うために宮中において行われていた悪霊祓いが庶民の間にも広がったのです。
そうなんです。元々は節分って年に4回行われていたのです。そんな節分も近代になって庶民にもとり入れられ、そうこうしているなかで1年の始まりとして特に春の節分当日の夕暮れに、ヒイラギの枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立てたり豆撒きをしたりするようになって、夏秋冬の節分は段々と行われなくなっていっちゃったのです。
(いつもお世話になってるいけばな光風流、内藤正風家元のブログより拝借しました)
つまり季節の変わり目の四立(立春・立夏・立秋・立冬)の前に邪気を追い払うための日が「節分」という訳なのです。
厄除けぜんざいは関西周辺の風習らしく、ぜんざいの小豆の赤色が福をもたらす陽の色であるため邪気を払い厄除けをしてくれるというのが理由のようです。
実は自分も最近まで馴染みがなかったのはナイショです。
そういえば今は一般的になっている恵方巻きもそもそもは関西発祥らしく、季節行事とビジネスを上手に結びつける商魂たくましさを感じます(笑)
加賀屋商店街の厄除けぜんざい2019
今年も地元の加賀屋天満宮の宮司さんに来て頂き、まずはお祓いと今年の無病息災を祈願して頂きました。
質素簡単ではありますが形だけでも氏神様にお供えして、お祓い・ご祈祷・玉串奉奠と神事が進みます。
ご祈祷・お祓いが済んでいよいよお待ちかねのぜんざい振る舞いです。今年も行列でお待ちいただきました。
さて商店街イベントとしてぜんざいの振る舞いが復活して早くも三年目、お客様にも定着してきたようで予定数の200杯も90分ほどでなくなりました。
商店街にある和菓子屋の梅月堂さんが心を込めて作るあんこと餅で美味しく出来上がったことは言うまでもないです。
時代の流れは年々早くなるし、こうしてみると日本古来の伝統文化とか風習とか、めんどくさくて古臭いものもたくさんあります。何をどうしても残らない伝統あるでしょう。時代が変わりすぎて意味がわからない事もあるでしょう。
無理に残す必要はないと思うんです。しかしながら残せるものなら形を少しづつ変えてでも、今の自分たちにできる事で残していく事もそれはそれで大事じゃないかと思うんです。
それは伝統だけでなく商店街という形態も同様で、残念ながら昭和・平成の形ままで残る事はないでしょう。リアル店舗にしかできない、リアル店舗だからこその楽しい体験を提供できるように日々マイナーチェンジし続けたいものです。
それはさておき、とりあえず美味しいものや楽しい伝統は間違いなく残りますよね!って、ソコーーー!(笑)
という事で今年の厄除けぜんざいレポートは以上です。
559-0017 大阪市住之江区中加賀屋2-5-15
沖 啓太郎
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